再生工場さいせいこうじょうで生うまれ変かわる
 
次つぎに会あうときは、どんな形かたちかな
 
 
 
わずかなエネルギーで、何度なんどでもリサイクルできるアルミニウムは、大切たいせつな資源しげんをまもる、地球ちきゅうにやさしい金属きんぞくです。今回こんかいは、使つかい終おわってからすてられたアルミニウムが、どうやって生うまれ変かわるのか、お話はなししましょう 。
●
アルミニウムがどこでとれて、どうやってつくられるかをお話はなししたことがあります。おぼえていますか? わすれてしまった人ひとのために、もう一度いちどおさらいしてみましょう。
アルミニウムは、つぎのような流ながれでつくられます。�@アルミニウムの原料げんりょうとなる真まっ赤かなボーキサイ卜をとる。�Aボーキサイト工場こうじょうに運はこんできて、そこからアルミナという白しろい粉こなをつくる。�Bアルミナにふくまれている酸素さんそとアルミニウムを分わける。�Cとけたアルミニウムを型かたに入いれてかためる。
かんたんにいうと、この�@から�Cの順番じゅんばんでアルミニウムはつくられているんです。でも、リサイクルしてつくる場合ばあいは少すこしちがいます。はじめの�@、�A、�Bがありません。つまり�C番目ばんめの「とかして、かためる」だけで、アルミニウムはできるのです 。
みんなの好すきなジュース缶かんを例れいに、もうすこしくわしくお話はなししましょう。
燃もえないゴミとしてすてられたジュース缶かん。ゴミを集あつめる回収業者かいしゅうぎょうしゃのおじさんは、それを集あつめてスクラップ工場こうじょうへもっていきます。ここではまず、機械きかいを使つかって缶かんをギュッと押おしつぶし、こまかくくだいてチップ(破片はへん)にします。
つぎに、チップのなかからアルミニウムだけをとり出だします。缶かんジュースの缶かんは、アルミニウムか鉄てつでできているので、鉄てつをとりのぞく必要ひつようがあるのです。では、どうやってとりのぞくのでしょうか?
そう、磁石じしゃくを使つかうのです。アルミニウムは磁石じしゃくにくっつかないでしょう。だから、こまかくなったチップに磁石じしゃくをつければ、鉄てつがすいついて、アルミニウムだけがのこるわけです 。
こうしてとり出だしたアルミニウムのスクラップは、つぎにアルミ再生工場さいせいこうじょうにはこばれます。さっきお話はなしした、「とかして、かためる」のが、再生工場さいせいこうじょうの仕事しごとです。
印刷塗料いんさつとりょうをはがしたあと、熱あついかまのなかでアルミニウムのスクラップをドロドロにとかし、型かたにそそいでかためます。すると、銀色ぎんいろに光ひかるアルミニウムのかたまりができあがります。これを、「再生地金さいせいじがね」といいます。
再生地金さいせいじがねはこのあと、アルミニウムを加工かこうする工場こうじょうへはこばれます。加工かこうというのは、アルミニウムをいろいろな形かたちにして製品せいひんをつくることです。加工工場かこうこうじょうはいろいろあって、缶かんをつくるなら缶かん工場こうじょうへ、自動車じどうしゃの部品ぶひんをつくるなら自動車部品じどうしゃぶひんの加工かこう工場こうじょうへ、アルミサッシをつくるならアルミサッシの加工工場かこうこうじょうへはこばれます。
こうして、みんなが飲のんだジュースのアルミ缶かんは、自動車部品じどうしゃぶひんやアルミサッシ、またはもう一度いちどアルミ缶かんになって、わたしたちのもとに帰かえってくるのです。今いまみんなが飲のんでいるジュースの缶かん。こんどは、どんな形かたちになって生うまれ変かわるんでしょうね。
copy right (C) 2004 JAPAN ALUMINIUM ASSOCIATION