お問い合わせYoutubenoteX
一般社団法人 日本アルミニウム協会
会員専用ページ English
文字サイズ
スクロールできます
  • 電気機器
  • 食料品
  • 化学
  • 日用品
  • 建設
  • 機械器具
  • たばこ
  • その他
アルミ箔の世界 HOME > アルミ箔の料理・実験・おもしろ活用法 >"おもしろ活用法:ソーラークッカー"で太陽エネルギーを活用!-1
  • MAアルミニウム株式会社
  • 東洋アルミ株式会社
  • 株式会社UACJ製箔

おもしろ活用法:ソーラークッカーで太陽エネルギーを活用!

太陽エネルギーを活用!アルミ箔を使って「ソーラークッカー」を手づくり 太陽エネルギーを活用!アルミ箔を使って「ソーラークッカー」を手づくり 太陽エネルギーを活用!アルミ箔を使って「ソーラークッカー」を手づくり
「ソーラークッキング」とは、反射鏡を用いて集めた太陽光を熱源に利用する、燃料が不要な調理法を指す言葉です。
いろいろな形の「ソーラークッカー」が、自然エネルギー利用の実践、環境教育、理科教材等に活用されています。また海外では、特に砂漠化や森林破壊で薪が不足する地域などでの、実用的な自然エネルギー活用法としても期待されています。
ソーラークッカーには、ガラスや金属製のミラーを使った本格的なものを含めて、製品化されたものもありますが、段ボールやアルミ箔など手近な材料を使って手作りすることも可能です。
2007年2月某日、日本ソーラークッキング協会(略称:JSCA)(*)の皆さんにご協力いただき、ソーラークッカーの手づくりを体験しました。その模様を以下にご紹介いたします。
(*)JSCA= ソーラークッカーの研究、子どもたちの環境学習への導入など国内での普及活動と、グローバルな視点に立ったソーラーエネルギー利用での社会貢献を目指しているボランティアグループ。会長=鳥居ヤス子さん、事務局長=深山隆祐さん。
「マルチミラー型ソーラークッカー」の製作 「テルケス型ソーラークッカー」の製作 使い方 「目玉焼き」テスト その他のアルミ箔ソーラークッカー
1.「マルチミラー型ソーラークッカー」の製作
JSCAの中心メンバーの一人、木下幹夫さんが考案された、段ボールとアルミ箔複合紙とを貼り合わせたものを反射材とした、マルチミラー(81面体)型のソーラークッカーの製作です。目玉焼きは5分前後で完成、1リットルの水は30分位で沸騰します。
  木下幹夫さん:翻訳家・日本マクロエンジニアリング学会理事・NPO法人環境デザインセンター会員
反射鏡製作の材料
90cm角段ボール板4枚
アルミ箔複合紙、または家庭用アルミホイル
厚さ7mmのスチレンボード(両面紙ラミネート)
布粘着テープ、のり(両面テープ)、木工ボンド
作り方
反射面用ボードの準備
90cm角の段ボールに 10cm間隔で格子状の線を引き、81等分する(まずタテ・ヨコ各30cmに9等分し、それらをさらに9等分)。
反射面用アルミ箔の準備
アルミ箔複合紙またはアルミホイルを10cm角にカット。鏡面となるアルミ箔を合計81枚つくる。
反射板(鏡)の製作
の10cm角段ボールに、のアルミ箔をのりまたは両面テープなどで貼り付ける。コアとなる81枚の反射板(鏡)が完成。
※大きいサイズのアルミ箔複合紙などが入手できたら、それを段ボールに貼り付けてから10cm角に切り出してもよい。
9面反射板(鏡)の製作
2枚目の90cm角の段ボールを30cm角・9等分にカットし、基板をつくる。
スチレンボード(7mm厚)を20mm角にカットしたものを144個つくる。
段ボール基板(30cm角)、反射鏡(10cm角)
スチレンボードを20mm角に切ったもの
の30cm角基板に、でつくった10cm角反射板(鏡)9枚を、木工ボンドで接着固定する(外側にのスチレンボードをはさんで角度をつける、4隅は2枚重ねで)。同じものを9個つくる。
多面集光板(マルチミラー)用段ボール枠の製作
< 図2 >側板の組み方
(段ボールの厚み分だけ端をカット)
< 図1 > の寸法で4枚の側板をつくり、3枚目の90cm角段ボールに < 図2 > のように組み合わせて、木工ボンドと布粘着テープを使い、段ボール枠を製作する(その際、段ボールの厚みの分だけ各枠板の左端を切り、寸法を調節)。
 
< 図1 >側板
81面体反射鏡の組立て
の段ボール枠の内側に、30cm間隔の格子状に線を引き、これに沿って9個の9面反射鏡を木工ボンドで接着・固定する。
これで、81面のパラボラ型反射鏡が完成。「焦点距離は54cm」である。    
クッキング台の製作
段ボール箱や、ベニヤ板、市販のワイヤーネット、スチール製ポール、金網などを組み合わせて、反射鏡の焦点距離の位置に鍋を置けるよう設営する。日照の高さや方角の変化に応じて反射鏡の向きを変えられるように工夫する。
次に進む →
← 便利帳メニューへ戻る

pagetop