アルミニウムの特性(2)
3.耐食性がよい
アルミニウムは空気中では、ち密で、安定な酸化皮膜を生成し、この皮膜が腐食を自然に防止します(皮膜の自己補修作用)。
耐食性をさらに高め、強度も兼ね備えたアルミ合金は各種の用途に採用されており、とくに建築、自動車、船舶、海洋開発などの分野ではこの特性が大いに生かされています。

アルミ漁船

4.加工性がよい
アルミニウムは塑性加工がしやすく、さまざまな形状に成形することが可能です。たとえば、紙のように薄い箔や、複雑な形状の押出形材を容易に製造することができることから、きわめて広い用途で使用されています。
また、できあがった製品素材をさらに成形加工したり、製品の表面などに精密加工を施したりすることも比較的容易です。また切削加工性にもすぐれており、金型などの工具類や機械部品に使われています。
押出形材の断面

5.電気をよく通す
アルミニウムは導電体としてきわめて経済的な金属です。電気伝導率は銅の約60%ですが、比重が約1/3であり、そのため同じ重さの銅に比べて2倍もの電流を通すことができます。現在では高電圧の送電線の約99%に採用されるとともに、導体(板・管)などに広く使われており、エネルギー利用、エレクトロニクス分野での需要が大きく伸びてきています。今後、自動車のワイヤーハーネスへの適用拡大が期待されます。
送電線

需要が伸びるアルミ缶

飲料缶は、自動販売枚の普及やライフスタイルの変化とともに、人気が高まる−方ですが、なかでもビールや炭酸飲料ではアルミ缶の需要が大きく伸びています。
これは効率のよいアルミ缶の製造技術が確立され、さらに缶臭さがない、速く冷える、印刷が美しい、軽量で運搬がしやすい、そしてリサイクルによる省エネルギー・省資源に役立つなどのメリットが広く知られ、今ではアルミ缶が主流となっています。

 
 
 
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