押出・引抜
押出・引抜
押出加工

押出加工はアルミニウムやアルミ合金を400〜500℃の熱間で押出す加工方法です。一般には円柱の鋳塊(ビレット)を押出機を用いて、強い圧力を加えて各種の形状をもつダイス穴から押出して、細長い加工製品(押出材)をつくります。
この方法によると、他の加工法では製造することがむずかしい中空品や複雑な断面形状の製品でも、1回の押出工程で容易につくることが可能です。また寸法精度の非常にきびしい形状の製品をつくることもできます。

引抜加工

引抜加工とは、素材を加熱することなく室温で素材をダイスの狭い孔に通して引抜くことによって加工する冷間加工方法です。引抜く素材は一般に押出材が多く用いられます。
引抜は一般的に押出形材よりも細くて寸法精度がよく、表面のきれいな製品をつくることができます。この方法によって主として管、棒がつくられますが、これらは引抜材と呼ばれています。

押出機

押出機には油圧式押出機と水圧式押出機の2方式があり、圧力筒およびラムが水平になった横型(水平方向に押出加工する)が多く使用されています。もっともポピュラーな横型油圧式押出機では、そのほとんどが固定したダイスにビレットを押付けて押出す、直接押出法を採用しています。
押出機は押出能力が500〜3,000トン級のものが一番多く使用されていますが、大型押出機に対する関心も高まっています。わが国では最大9,500トンの横型油圧式押出機が稼働中ですが、世界では14,000トンといった水庄式大型押出機もあります。

 押出機
 

一般的製造法と押出による製造法

押出による製造法を採用すると、溶接や曲げなどの工程を省き、複雑な形状のものを連続してつくり出すことができます。
 
 
 
 
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