製錬縮小による日本の
アルミ産業の転換期
1979(昭和54)年の第二次石油危機で大きなダメージを受けた日本のアルミ製錬業は、多くの支援策が講じられながらも、次第に縮小の道をたどりました。また産業界全体には「軽薄短小」「知識集約化」の波が押し寄せ、その主役は加工組立産業や電子産業などへと移行していきました。このような新しい分野からのニーズにこたえ、アルミニウムの材料や加工技術などの研究開発が進められました。

 
1982
1983
1984
●1982.7 アルミ合金製電車2000両達成記念祝賀会開催
●1982.9 産業構造審議会アルミニウム部会、「アルミ地金の緊急備蓄買い上げ等」の緊急策を答申
●1983.3 アルミニウム新製錬技術研究組合(溶鉱炉法)設立
●1983.12 米国商品取引所(コメックス)アルミ地金先物取引を開始
●1984.4 軽金属関係10団体の会長、専務理事で構成する「八軽会」第1回会長会を開催
●1984.4 産業構造審議会、「非鉄金属部会」発足
●1984.12 産業構造審議会非鉄金属部会、「今後のアルミ二ウム産業及びその施策のあり方」(国内製錬35万トン体制)を答申
●1982.5 住軽アルミニウム、酒田工場アルミ製錬全面停止
●1982.6 昭和軽金属、大町工場アルミ製錬全面停止
●1982 深江金属、世界最大のアルミ線材用高速連続鋳造圧延機を導入
●1982 三井アルミニウム、溶鉱炉法を発表
●1982 わが国で偏析法による高純度アルミ量産始まる。
●1983 吉田工業所/トーヨーサッシ、サンルーム市場に参入
●1983 ショウティック生産開始
●1983 日本軽金属、セラミックス分野へ進出
●1983.5 アルミ製錬業、特定産業構造改善臨時処置法の対象業種に指定
●1984.4 住軽メモリーディスク設立
●1984.12 住友アルミニウム製錬、東予工場閉鎖
●1984.10 アルキャン、アルミ地金の国際価格公表中止を発表
●1982 アルミ構体の東北新幹線(6月)上越新幹線(11月)開通
●1983.6 アルミ製家庭用アイスクリーム製造器登場
●1983 コンピューター磁気ディスク用アルミ基板生産本格化
●1983 航空機外板用ポリッシュドスキン板製造開始

アルミ製アイスクリーム製造器
●1982 テレホンカード発売
●1983 ファミコンによるテレビゲームブーム 
 


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