石油危機が巻き起こした
景気の低迷
中近東の産油国(OPEC)の減産により発生した石油価格の急騰は、順調だった日本経済に大きなブレーキとなり、「省エネ」はその世相を反映する流行語となりました。アルミ製錬業はエネルギーコスト上昇の直撃を受けて国際競争力が低下するにいたり、業界をあげてその対策に取り組みました。このような流れを受け、電力コストが安い海外での地金開発輸入プロジェクトが積極的に展開されるなど、わが国のアルミ地金の供給は海外からの輸入に依存することになりました。

 
1973
1974
1975
●1973.2 オールアルミ缶回収協会設立(1989.5アルミ缶リサイクル協会に名称変更)
●1973.3 全国軽金属労働組合連合会結成
●1973.11 軽金属協会、普及活動として「アルミニウム再認識運動」開始
●1973.11 軽金属協会、自動車用軽合金鋳物ディスクホイールの技術基準案を運輸省に答申
同年12月、運輸省通達により自動車用アルミホイールが認められる。
●1974.3 ボーキサイト生産7か国、国際ボーキサイト生産国機構(IBA)結成
●1974.3 アルミ製品開発振興会解散
●1974.9 産業構造審議会、今後のアルミ製錬について海外立地を提唱
●1975.8 産業構造審議会アルミニウム部会、アルミ工業の海外立地の推進、製錬・圧延両部門の協調体制の確立、リサイクルの促進等を答申
●1973.8 昭和電工/神戸製鋼所/丸紅とベネズエラ・ガイアナ開発公団と合弁出資で、ベネズエラにアルミ製錬会社「ベナルム」設立
●1973.11 古河アルミニウム工業、アルコアのアルミフレームシステムの技術を導入
●1973 日軽形材設立
●1973 アルミ製品年間総需要200万トンを超える。
●1974.5 日本軽金属、アルキャンと折半出資でカナダ現地法人「アルパック」社設立
●1974.5 上越アルミニウム(現・菱化マックス)設立
●1974.9 住友化学工業、超高純度アルミ(99.999%以上)の製造技術を開発
●1974 日本軽金属グループが垂直統合。初の一貫メーカー誕生
●1974 アルミ地金価格急騰
●1975.3 日本軽金属、アルキャンと相互技術協力契約締結
●1975.11 日本アサハンアルミニウム設立
●1975.12 アルミ製錬の設備処理始まる。
●1975 トピー工業、アルミホイールを3倍増産
 
●1974  アルミ製太陽熱集熱器が登場
●1974 アルミ製防潮用水門、三陸沿岸各地に設置 
●1975 LNG船用アルミ製タンク登場
●1975 二輪車のアルミフレーム登場
●1975.4 大型高速艇シーホークにアルミπセレクションが初めて使用された。

πセクション
●1973 新宿副都心に超高層ビル登場
●1973.2 円が変動相場制へ移行
●1973.10 第一石油危機起こる。        
●1974 石油危機で物価が急上昇
●1974 通産省サンシャイン計画発足
●1974 グッドデザイン商品選定制度(Gマーク)発足
●1975.3 山陽新幹線新大阪ー博多間開通
●1975.7 沖縄海洋博覧会にわが国初のアルミ製新交通システム車両登場

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