大量消費時代と技術開発の進歩 1956(昭和31)年の「もはや戦後ではない」のことばに象徴されるように、日本は急速な経済成長を遂げ、多くの新製品が登場しました。とくに家電製品では白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫の「三種の神器」が一般家庭にいっせいに普及し、これにともない家電向けにアルミニウムの需要も増加しました。またアルミサッシの開発が進み、後に大きな建築向けアルミ需要を生み出すためのきっかけとなりました。

 
1955
1956
1957
●1955.1 (財)軽金属奨学会設立
●1955.4 軽金属協会・材料委員会、アルミ合金板50年大気暴露試験開始
●1955.11 日本ダイカスト工業会設立
●1956.4 軽金属協会、社団法人に改組
●1956.4 アルミ関係8団体でアルミニウム調査会を組織、各製品の需要予測をとりまとめる。
●1956.5 アルミニウム・ペーストの国産開始
●1957.11 アルミ業界、東京・池袋で第1回アルミ総合展開催
 
●1956.2 北陸軽金属、アルミ瓦を本格生産
●1956.5 東洋アルミニウム、アルミペーストを国産化
●1956 アルミ製品年間総需要、10万トンを超える。
●1957.1 神鋼金属工業、神戸製鋼所に合併
●1957.1 高田アルミニューム製作所、昭和アルミニウムに改称
●1957.1 昭和電工、電解炉の大型化に乗り出す。ペシネーから技術導入し、10万アンペアの電化炉増設
●1957 新古河鋳造、米国から800トンダイカストマシンを導入
●1957 アルミ地金の輸出再開
●1955.5 電気洗濯機のアルミ製内槽の大量発注開始
●1956.1 日本通運、小荷物用コンテナーのアルミ化決定
●1957.11 アルミ合金材を多量使用のカナダ・ボーキサイト船サンウオーカー号浦賀ドックで竣工
●1957.11 アルミ製電気釜登場
●1955.6 アルミ1円硬貨発行
●1955.8 日本、GATTに加盟
●1956.12 日本、国際連合に加盟  
●1956 日本住宅公団が初の入居者募集   
●1957.10 ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク1号」打ち上げ成功


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