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アルミ箔100%の動物や魚の造形物

アルミホイル造形作家の本田親弘さん

箔屋スフィカこと本田親弘(ちかひろ)さんは、アルミ箔で、動物や魚、恐竜の骨格などを制作するアルミホイル造形作家です。

本田さんがこれまでに創作した作品は1000点を超えるそう! 躍動感あふれる作品は、テレビや新聞でもたびたび紹介されています。

接着剤などに頼らず市販のアルミ箔だけで創作
高さ70pのドラゴン!接着剤もワイヤーも使わずにアルミ箔だけ自立しています。 高さ70pのドラゴン!
接着剤もワイヤーも使わずにアルミ箔だけ自立しています。

本田さんの作品は、アルミ箔で動物や魚、恐竜の骨格などを造形したものです。作りたいものが複雑な形でも、どんなに大きくても接着剤やワイヤーなどに頼らず、すべて市販のアルミ箔で制作するのが本田さんのポリシー。

そんな本田さんの作品には、高さ70pのドラゴンも! 25cm×8mの家庭用アルミ箔を約100本使って完成させました。

本田さんは、かわいいものやカッコいいものを見ると、創作意欲をかき立てられるそう。設計図はなく、どのようにしたらその形になるかを考え、思い付きの連続で作品を仕上げていきます。

しかも、ドラゴンの赤い目や魚の青いウロコ、始祖鳥の緑や青の羽もアルミ箔でできています。色のついたアルミ箔はチョコレートの包み紙! 購入できる色つきのアルミ箔はどれもサイズが小さいため、色を付けたいときは、アルミ箔をつなぎ合わせて本体に巻き付けています。

アルミ箔の魅力は「考える楽しさ」

本田さんがアルミ箔でモノ作りを始めたのは、中学生の頃。テレビに出てくるロボットや怪獣を作っては遊び、壊しては直すことを楽しんでいたそうです。

そんな本田さんにとって、アルミ箔は粘土ほど自由性がなく、折り紙ほどルールに縛られず、常に創意工夫しながら形にする「考える楽しさ」があり、手も汚れず、清潔で作る場所も選ばないところが魅力だといいます。また、制作に失敗したとき、素材を元に戻す手間を考えたら、アルミ箔は非常に優秀だそうです。

本田さんの作品をご紹介します。

始祖鳥

タイトル:始祖鳥
サイズ:40cm
本田さんコメント:初めてチョコレートの包み紙を使用した作品です。バランスを保てるよう羽1枚1枚を薄くしています。

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シーラカンス

タイトル:シーラカンス
サイズ:40p
本田さんコメント:鱗1枚ずつを六角形にし、並べて取り付けることでシーラカンスの形にしています。接着剤を使わずに出来上がっていることに皆さん驚かれます。

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干支(午)

タイトル:干支(午)
サイズ:20p
本田さんコメント:馬はよく作るモチーフなので苦労なく作れますが、体のバランスを考えて、カッコいい馬に仕上げました。

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干支(未)

タイトル:干支(未)
サイズ:15p
本田さんコメント:アルミホイルアートで一番難しいのが「毛」の表現です。羊のモコモコした毛が可愛らしさにつながりました。もう少し練習したいです。

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ティラノサウルス(骨格)

タイトル:ティラノサウルス(骨格)
サイズ:30p
本田さんコメント:博物館で実物の骨格標本を見ながら作った作品です。大きなものを見て、小さく物を作るときは特にバランスに注意しています。

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ディメトドン(骨格)

タイトル:ディメトドン(骨格)
サイズ:1m
本田さんコメント:骨格シリーズの中では一番大きい作品。長く突き出した背びれの骨が重いと支えられず崩れてしまうため、背びれ1本ずつを軽くし、形を整えて最小限の材料で作っています。

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アルミ箔でたくさん遊んで手先の器用さを養ってほしい

本田さんは地元の愛知県蒲郡市の「生命の海科学館」にて造形教室の先生として、子どもたちにアルミ箔で物つくる楽しさも伝えています。元に戻しやすいアルミ箔で、たくさん遊んで、失敗して、手先の器用さを養ってほしいと言います。

子どもたちにアルミ箔で物つくる楽しさを伝える本田さん

アルミ箔を使った造形物の場合、使用したアルミ箔をリサイクルできるというメリットもあると言います。そのためにも、リサイクルを考慮して、混ぜ物が入らないよう接着剤を使わない制作にこだわっていきたいと話してくださいました。



取材協力:
本田親弘さん
現在、本田さんの作品は
Twitter(@hakuya_89)造形総合サイト「fg」
にて公開しています。
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