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見えないところで活躍するアルミ箔:IH接着・はく離工法で、材料特性を発揮

携帯用IH機を使ったホットメルト工法の原理と特長
 IH機(誘導加熱装置)と接着の仕組み

IH機(誘導加熱装置)と接着の仕組み

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高周波電源に接続されたコイルに金属材料を対向させると、コイルによって発生する磁力線が金属材料を透過する際に、金属内に誘導電流(渦電流)が流れる。この誘導電流が材料に電気抵抗を発生させ発熱、所用の温度まで加熱する。(ブラウニー資料より)

 上図では、左半分が、金属でない部材同士を接合する場合、右半分は一方の部材が金属の場合のホットメルト工法による接合の仕組みを説明している。

<左側>例えば、石膏ボードと木材の間にホットメルトテープを置き、上部から磁力線を当てると、石膏ボードを透過した磁力線のはたらきでシートのアルミ箔が高温を発生、その熱によって接着剤の樹脂が溶け部材同士を接合させる。 <右側>例えば、石膏ボードと鉄板の接着では、二つの部材の間にホットメルトフィルムを挟んで、同じように磁力線を当てると、鉄板自体が発熱し接着用の樹脂が溶けて接着する。
ホットメルト工法のメリットと応用分野
この接着工法の特長は、
   釘打ち、ビス止めなどの施工時につきものの騒音がないことや、
   通常の接着剤工法と比べて作業が簡単かつ大幅に時間短縮が可能なこと、
   解体も電磁加熱はく離により短時間の作業で粉塵や騒音の発生がなく、さらに、
   材料の破損も少ないため再利用が可能で、資源のリサイクル・有効利用につながる
など、多くのメリットを持っています。

こうした施工・解体の特長を活かして、ホットメルト工法がさまざまな用途で活躍しています。
例えば、
   事務所棟・工場・倉庫等の内外装、パーティション、
   イベント会場の展示ブース、
   店舗・学校・病院等の床・壁・天井工事、同リフォーム、
   住宅の外装補修、
   トンネル・河川・下水の防水面の接合など土木分野、また、
   レトルト食品の容器シール機などにも応用されています。
ホットメルト工法による施工の模様
ホットメルト工法による施工の模様
壁パネル張り(左)、床タイル貼り(右)
 
IH機の小型化で生産工場のロボットに採用へ
 ブラウニー社では2009年1月、東京電機大学と共同で、たばこの箱より小さいサイズに小型化したIH機を開発しました(写真右:試作機)。小型のIH機を工場のロボットアームに装着することを想定して開発したものです。

 ホットメルト工法は建築を中心とした用途から、自動車や電機、食品などの製造工場への用途展開が期待されています。

 資源の再利用につながる接着・はく離法は、産業廃棄物の減量化など時代の要請に応える技術としても有望です。さらに、ブラウニー社では、日曜大工用に家庭用IH機の商品化も進める計画です。
IH機の小型化で生産工場のロボットに採用へ
※取材ご協力:合資会社ブラウニー/コニシ株式会社
ブラウニー社連絡先:(電話)048-541-2788
 
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